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使用者の分類
ロボットを扱ううえでは、使用者を下記のように分類し、各使用者ごとに、必要な教育(トレーニング)の受講を行ってください。
なお、本書では、使用者の分類を "ユーザレベル" と呼びます。
- ロボットおよび関連機器の設置は、各国、地域の法規や法令に従って作業してください。
- 運搬、設置、教示、調整、保守といった作業を行う際には、安全に配慮し作業内容に適した防護具(作業服、安全靴、安全めがね、ヘルメット、手袋など)を着用する必要がります。
ユーザレベルの種類
ユーザレベルは、下記の4種類があります。
オペレータ
- ロボットの電源ON/OFFを行う。
- 操作盤からロボットプログラムを起動する。
プログラマ
- オペレータが実施可能なことを実施することができる。
- ロボットを手動操作させ、位置を記憶させることができる。
- ロボットのプログラムを作成、編集することができる。
- ロボットの周辺機器との接続の確認および、接続設定の修正を行うことができる。
-
以下の条件を満たしている場合に限り、安全柵内で作業することができる。
- ロボットの操作教育を受講している。
- リスクアセスメントにより、安全柵内で人が作業する際の安全対策が行われている。
メンテナ
- プログラマが実施可能なことを実施することができる。
- ロボットの運搬、設置、撤去をすることができる。
- ロボットを手動操作させることができる。
- ロボットがエラーを発生したとき、原因を取り除いて稼働状態に戻すことができる。
-
以下の条件を満たしている場合に限り、安全柵内で作業することができる。
- ロボットの操作教育を受講している。
- リスクアセスメントにより、安全柵内で人が作業する際の安全対策が行われている。
リスクアセッサ
- メンテナが実施可能なことを実施することができる。
- ロボットの安全機能に関する設定を変更することができる。
各ユーザレベルの使用者に必要なトレーニング
オペレータとプログラマおよびメンテナに必要なトレーニングは、下表のとおりです。
| オペレータ | プログラマ | メンテナ |
|---|---|---|
| ロボットを含めた設備の安全教育 | ||
| - | 法規に基づくロボットの特別教育 (*2) | |
| - | ロボットの保全教育 | |
| *2 : 日本国内では、プログラマおよびメンテナが実施するような作業は、「労働安全衛生法」に定める危険業務に該当します。事業者には、プログラマおよびメンテナに対して、「労働安全衛生法 第59条 および関連省令等」に定める産業用ロボットの特別教育を実施するよう義務づけられています。 | ||
リスクアセッサに対しては、下記の内容が求められます。
- 国際規格のISO 12100、ISO 10218-1、ISO 10218-2の知識を有すること。
留意事項
ロボットのプログラム編集ソフト "WINCAPSIII" を使用する際も、ユーザレベルを選択しますが、ユーザレベルの定義が異なります。WINCAPSIIIのユーザレベルについては、"ユーザレベルと権限について"を参照してください。
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