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ID : 15075

プログラムの作成

以下のピック&プレースの動作をするプログラムを作成します。

プログラムは、WINCAPSIIIまたはスマートTPから作成します。

ここではWINCAPSIIIで作成する方法を説明します。

プログラムファイルの新規追加

プログラムファイルを新規作成する方法として、下記の方法があります。

  1. 内容が空のプログラムファイルを新規に作成する。
  2. あらかじめ用意されたテンプレート (ある程度コマンドが記載されている) を選択してプログラムを新規に作成する。

ここでは、上記の "2" の方法を説明します。

[プロジェクト] メニューを開き、 [プログラム テンプレート] をクリックします。

内容が空のプログラムを作成する場合は、下記の手順で作成します。

  1. [プロジェクト] - [プログラムの作成] からプログラム作成画面を表示する。
  2. 任意のファイル名を入力して [Ok] をクリックする。
2

[ピック&プレース] をクリックします。

3

以下の設定をします。

  • ピック位置
  • プレース位置
  • アプローチ長
  • デパート長

ここではデフォルト値のままで [次へ] をクリックします。

4

確認のメッセージが表示されるため、内容を確認して [次へ] をクリックします。

5

完了の画面が表示されるため、[完了] をクリックします。

テンプレートでピック&プレースの素案プログラムが作成されます。

コマンドの追加/修正

素案プログラムのままでは目的の動作を実行できないため、コマンドを追加/修正します。

コマンドの詳細については "基礎知識" および、"PacScriptの詳細説明" を参照してください。

1

[表示] メニューを開いて [プログラム一覧] をクリックして、テンプレートで作成したプログラムを表示します。

2

[プログラム一覧] に表示されたプログラムをダブルクリックして開きます。

3

プログラムが表示されるので、コマンドを追加/修正します。

4

コマンドの追加/修正が終了したプログラムを下記に示します。コマンドの追加/修正箇所は、赤線の矢印が付いているところです。

下記を参照してコマンドを追加/修正してください。ロボット動作位置のティーチングや、各種パラメータの設定は後ほど行います。

上記の追加/修正部分の説明を下記に示します。

番号 コマンド/説明
(1)
コマンド
	ChangeTool 1
説明

ツール座標系をTool1に変更します。

(2)
コマンド
	Move P, P[0]
説明

原点位置へ移動します。

(3)
コマンド
	Approach P, SafetyP[PP_PICK_POS], @0 PP_APR_LEN, S = 100
説明

ピック位置をSafetyP型変数に変更します。PP_PICK_POSには "0" が定義されているため、具体的なピック位置はSafetyP[0] になります。

(4)
コマンド
	Reset IO[68]
	Set IO[67]
	Delay 1000
説明

エアグリッパを解放します。

ここでエアグリッパを解放することにより、ピック位置には、エアグリッパが解放している状態で移動します。

ここで指定しているI/Oのポート番号とエアグリッパとの関係については、後ほど説明します。

(5)
コマンド
	Move L, @0 SafetyP[PP_PICK_POS], S = 100
説明

ピック位置をSafetyP型変数 (具体的にはSafetyP[0]) に変更します。

この位置は、ピック位置であり、また、シーンをシーン0,0に変更するための位置でもあります。したがって、シーン0,0の "シーン切替条件(位置) SafetyP型番号" には "0" を指定する必要があります。

(6)
コマンド
	Reset IO[67]
	Set IO[68]
	Delay 1000
説明

エアグリッパを把持します。

(7)
コマンド
	ChangeScene 0, 0
説明

シーンをシーン0,0に変更します。

この時点で、ロボットはワークを把持している状態なので、シーン0,0のワークピースウェイトには、実際に把持するワークの質量を設定する必要があります。

また、本プログラムでは、ピック位置からプレース位置まで動作する際の上限速度を250 mm/s に抑えます。そのためには、シーン0,0のRLS監視速度は250 mm/s にしておく必要があります。

(8)
コマンド
	Approach P, SafetyP[PP_PLACE_POS], @0 PP_APR_LEN, S = 100
	
	Move L, @0 SafetyP[PP_PLACE_POS], S = 10
説明

プレース位置をSafetyP型変数に変更します。PP_PLACE_POSには "1" が定義されているため、具体的なプレース位置はSafetyP[1] になります。

また、アプローチ位置からプレース位置に移動する際はより低速で動作させるため、"MOVE L ...." の速度指定を "S = 100" から "S = 10" に変更します (上限速度がこのコマンド実行前の上限速度の10%となります) 。

SafetyP[1] は、プレース位置であり、また、シーンをシーン0,1に変更するための位置でもあります。したがって、シーン0,1の "シーン切替条件(位置) SafetyP型番号" には "1" を指定する必要があります。

(9)
コマンド
	Reset IO[68]
	Set IO[67]
	Delay 1000
説明

エアグリッパを解放します。

(10)
コマンド
	ChangeScene 0, 1
説明

シーンをシーン0,1に変更します。

この時点で、ロボットはワークを把持していない状態なので、シーン0,1のワークピースウェイトには、0を設定する必要があります。

また、本プログラムでは、プレース位置から原点位置まで動作する際の上限速度を125 mm/s に抑えます。そのためには、シーン0,1のRLS監視速度は125 mm/s にしておく必要があります。

(11)
コマンド
	Move P, P[0]
説明

原点位置に移動します。

文法チェックと保存

1

コマンドの追加/修正が終わったら、文法のチェックをします。

[プロジェクト] メニューの [文法チェック] をクリックします。

2

エラーや警告が0なら文法は合っています。

[OK] をクリックして、メッセージを閉じます。

文法が間違っている場合は、修正をして再度文法チェックを行ってください。

3

プログラム作成後はプロジェクトを保存することを推奨します。プロジェクトの保存方法は "プロジェクト保存操作" を参照してください。

プログラムの作成は、以上で完了です。

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