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エンコーダバックアップ電池の交換
エンコーダバックアップ電池が取り付けられている基盤は、新規品と旧品の2種類があります。新規品と旧品はエンコーダバックアップ電池を接続する接続コネクタの数で見分けることができます。
新規品
新規品は、基板上のエンコーダバックアップ電池を接続する、接続コネクタが3つあります。
出荷時の状態でエンコーダバックアップ電池が接続されていないコネクタはダミーコネクタです。
ダミーコネクタは、使用しません。

旧品
旧品は、基板上のバックアップ電池を接続する接続コネクタが4つあります。
出荷時の状態でエンコーダバックアップ電池が接続されていないコネクタはダミーコネクタです。
ダミーコネクタは、使用しません。

エンコーダバックアップ電池の交換方法
新規品と旧品では、基盤上のダミーコネクタの数が異なりますが、ダミーコネクタは使用しないため、エンコーダバックアップ電池の交換手順は、新規品と旧品ともに同様です。
画像が実際の基盤の種類と異なることがありますが、手順に従い、交換作業を行ってください。
1
交換用の新しいバックアップ電池を2本用意します。

2
ロボットコントローラの電源が入りの場合は、ロボットコントローラの電源を切ります。
3
ロボット本体のカバーを取外します。
六角穴付きボルト(M3×8)4本
防塵防滴・クリーンルーム仕様の場合、カバーにはシール用パッキンが付いていますので紛失しないように注意してください。
4
古いバッテリ(1本目)のコネクタを基板から抜き、ホルダーから外します。

5
新しいバックアップ電池(1本目)をSTEP 4で外した基板のコネクタに接続し、ホルダーにセットします。

バックアップ電池交換は1本づつ行ってください。
もし、先に古いバックアップ電池をすべて抜いてしまうとモータエンコーダの記憶が消滅してしまいます。
6
古いバッテリ(2本目)のコネクタを基板から抜き、ホルダーから外します。

7
新しいバックアップ電池(2本目)をSTEP 6で外した基板のコネクタに接続し、ホルダーにセットします。

バックアップ電池の交換は必ず2本とも行ってください。2本とも交換しないと、バックアップ電池の寿命が短くなります。
8
ロボット本体にカバーを取り付けます。
防塵防滴仕様の場合、ロボット本体のカバー部にはシール用パッキンが付いていますので紛失しないように注意してください。また、カバーを元通り取り付けるとき、シール用パッキンが噛み込まないように注意してください。
六角穴付きボルト(M3×8)の締付トルク:1.6±0.3 Nm

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