<< 前へ        次へ >>

ID : 895

エンコーダバックアップ電池の交換

エンコーダバックアップ電池が取り付けられている基盤は、新規品と旧品の2種類が存在します。新規品と旧品はエンコーダバックアップ電池を接続する接続コネクタの数で見分けることができます。

新規品

新規品は、基板上のバックアップ電池を接続する接続コネクタが3つあります。
出荷時の状態では3つのコネクタすべてにエンコーダバックアップ電池が接続されています。

旧品

旧品は、基板上のバックアップ電池を接続する接続コネクタが4つあります。
出荷時の状態では、3つのコネクタにエンコーダバックアップ電池が接続され、残り1つのコネクタにはダミーコネクタキャップが取り付けられています。

エンコーダバックアップ電池の交換方法

新規品と旧品では、交換作業が一部異なります。
交換手順が異なる部分のみ、それぞれの手順を記載します。
交換手順を説明する画像が、実際の基盤と異なることがあります。
実際の基盤に合わせて手順に従い、交換作業を行ってください。

1

交換用の新しいバックアップ電池を用意します。(3本で1セット)

注:交換するときは、必ず3本とも同時に交換してください。

2

ロボットコントローラの電源を切りにします。

3

ロボット背面のバッテリ固定プレート用六角ボルトを取り外します。

<VM-6083, VM-60B1(標準タイプ)の場合>

<VM-6083-W, VM-60B1-W(防塵防滴タイプ)の場合>

4

バッテリ固定プレートを本体から引き出します。

<VM-6083, VM-60B1(標準タイプ)の場合>

<VM-6083-W, VM-60B1-W(防塵防滴タイプ)の場合>

5
新規品の場合

1本目の古いバックアップ電池を取り外し、新しい電池(1本目)を接続します。

エンコーダバックアップ電池の交換は、古いエンコーダバックアップ電池をすべて一度に抜かずに、必ず一本ずつ交換を行ってください。先に古いエンコーダバックアップ電池を抜いてしまうと、エンコーダの位置データが消失する恐れがあります。

旧品の場合

基板からダミーコネクタキャップを取り外します。

用意した新しいエンコーダバックアップ電池(1本目)を、ダミーコネクタキャップを外したコネクタへ取り付けます。

エンコーダバックアップ電池の交換は、古いエンコーダバックアップ電池をすべて先に抜かずに、必ず新しいエンコーダバックアップ電池をダミーコネクタの ピンに接続してから行ってください。先に古いエンコーダバックアップ電池をすべて抜いてしまうと、エンコーダの位置データが消失する恐れがあります。

6

STEP5で接続した電池のすぐ隣の古いバックアップ電池を取り外し、新しい電池(2本目)を接続します。

7
新規品の場合

STEP6で接続した電池の隣の古いバックアップ電池を取り外し、新しい電池(3本目)を接続します。

バックアップ電池の交換は必ず3本とも行ってください。

3本とも交換しないとバックアップ電池の寿命が短くなります。

旧品の場合

STEP6で接続した電池の隣の古いバックアップ電池を取り外し、新しい電池(3本目)を接続します。
新しいエンコーダバックアップ電池を取り付け後、空いたピンにSTEP 5で抜いたダミーコネクタキャップを取り付けます。

バックアップ電池の交換は必ず3本とも行ってください。

3本とも交換しないとバックアップ電池の寿命が短くなります。

8

バッテリ固定プレートをコネクタプレートに、元通りに取り付けます。

締め付けトルク: 1.6±0.3Nm

<VM-6083, VM-60B1(標準タイプ)の場合>

<VM-6083-W, VM-60B1-W(防塵防滴タイプ)の場合>

ID : 895

<< 前へ        次へ >>